投資家のみなさまへ

代表取締役社長 佐藤健太郎

株主の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。また平素よりあたたかいご支援とご理解を賜り、誠にありがとうございます。

2022年12月期の業績は、「ロリポップ!」が価格改定の効果により堅調に推移しました。一方で、リオープニングに伴うオフライン消費の回復など消費動向の変化による影響を受け、「SUZURI」や「minne」の流通額が前年を下回りました。また、金融支援事業では「FREENANCE」の請求書買取額が大幅に増加しました。

利益面では、「SUZURI」のテレビCMへの投資を実施したことから、プロモーション費用が増加しました。

その結果、連結売上高は前期比6.7%増の105億円、営業利益は前期比16.5%減の7.3億円となりました。

2023年12月期は、消費動向の変化による影響や資源・エネルギー価格の高騰による電気料金の値上げ、サーバー調達費用など物価上昇によるコスト増加が想定されます。そのため「ロリポップ!」「ムームードメイン」ではコスト増に対応するため価格改定を実施いたしました。「カラーミーショップ」では、プレミアムプラン提供による上位層の店舗獲得を目指します。

また、消費動向の変化に対応するためフロー型ビジネスの「minne」はminneカレッジや内部広告の展開、「SUZURI」はデジタルコンテンツの取り扱いを開始し、新領域への展開を目指します。

金融支援事業の「FREENANCE」も引き続き請求書買取額の増加を見込んでおります。

以上のことから、連結売上高は前期比5.1%増の110億円、営業利益は前期比17.1%増の8.5億円を計画しています。

末尾となりましたが、株主の皆様に安心して投資対象としていただけるよう、持続的な成長と企業価値の向上に邁進してまいりますので、引き続きご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

※上記の前期比は2021年12月期の数値を「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等に遡及修正し算出しております。

GMOペパボ株式会社
代表取締役社長
佐藤 健太郎