「ぬい活」や「コラージュ」など、SNSで個性が光るアイテムに注目!「minne byGMOペパボ」が2024年のトレンドを発表

GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社(代表取締役社長:佐藤 健太郎)が運営する国内最大(※1)のハンドメイドマーケット「minneミンネ byGMOペパボ」は、2024年(※2)のトレンドとして、検索が増加したキーワードや、特に購入が増えたカテゴリーを2024年11月26日に発表しました。

2024年は、ぬいぐるみをカスタマイズしたり、撮影したりする「ぬい活」や、バラバラの素材を貼り付けて一つの作品を作り上げる「コラージュ」のようなSNSでの流行に関連するアイテムが注目を集めました。

(※1)ハンドメイド作品の販売を主軸とする国内ハンドメイドマーケット運営会社2社の作家・ブランド数とアプリダウンロード数に関するIR資料公表数値及びサイト公表数値を比較。2024年10月10日時点、GMOペパボ調べ。
(※2)2024年1月1日~2024年10月31日の期間にて調査

2024年「minne byGMOペパボ」トレンドワード

2024年に「minne byGMOペパボ」内で検索されたワードから、2023年と比較(※3)して検索数が増加した特徴的なワードを抽出しビジュアル化しました。文字の大きさは検索数の増加率を反映しています。

(※3)2024年1月1日~2024年10月31日と2023年1月1日~2023年10月31日を比較
minneの2024年トレンドワードが公開された。注目トレンドとして「ディップフラワー」「モールドール」「ぬいぐるみ」などが挙げられており、その他多様なアイテムやスタイルが含まれる。特に、アルコールインクアートや着物リメイクも人気を集めている。

用語解説

  • ディップフラワー:ディップアート、アメリカンフラワーとも呼ばれる。針金と合成樹脂液などのディップ液を使い作る、透明感のある造花。
  • アルコールインクアート:専用紙にアルコールインクを垂らし、流動的な模様を生み出すアート。
  • モールドール:ふわふわのモールで作られた韓国発のぬいぐるみ。
  • バレエコア:バレエからインスピレーションを受けたロマンティックでガーリーな雰囲気のスタイル。
  • バブーシュカ:頭部を覆う三角形のスカーフ。
  • おうちスタジオ:自宅をスタジオのように装飾したり、フォトブースを自宅に設けたりすること。
  • ジェスモナイト:アクリル樹脂と鉱物ベースの混合素材。樹脂でありながら、石のような落ち着いた風合いをもつ。
  • つけっぱなし:「つけっぱなし」にできるアクセサリーに関連する検索ワード。2023年頃から人気を集めている。
  • クレイケーキ:軽量の樹脂粘土などを使った観賞用のデコレーションケーキ。
  • 天使界隈:白や水色、淡い色を基調とし、天使のように儚げな雰囲気のファッションジャンル。

2024年「minne byGMOペパボ」急上昇カテゴリー

「minne byGMOペパボ」では、登録されている作品を20件の大カテゴリーと311件の小カテゴリー(※4)に分類しています。2023年と2024年の注文金額を比較し、特に成長が顕著だった小カテゴリーをランキング形式でまとめました。

(※4)2024年10月31日時点
minneの2024年急上昇カテゴリーは、手帳・スケジュール帳が前年度比1.86倍で最も注目されている。続いて人形・ミニチュア(1.57倍)、シール・ステッカー(1.52倍)が高い成長を示している。デザインペーパーは1.40倍、お香立ては1.33倍の増加となっている。これは2023年と2024年の1月から10月の注文金額の比較に基づいている。

2024年のトレンド

2024年は、「バレエコア」や「バブーシュカ」、「かぎ編み」などの韓国発ファッションや「ぬい活」・「ドル活」関連、「コラージュ」の検索が特に増加しました。また、「ディップフラワー」や「アルコールインクアート」など手法に基づくアイテムが多く検索されている点や、人形・ミニチュアキットの注文金額が特に伸びていることがハンドメイドマーケットとして特徴的です。これらはいずれもSNSで注目を集めており、そうしたアイテムが数多くトレンド入りしています。

「バレエコア」など韓国発ファッションが引き続き人気

2024年も韓国のファッションが人気を集めており、今年は、バレエからインスピレーションを受けたロマンティックでガーリーな雰囲気のスタイル「バレエコア」が流行しました。これにより、リボンやビスチェ、チュールなどバレエコアスタイルの代名詞ともいえるモチーフやアイテム、素材に関するワードの検索が伸びました。

また、同じく韓国で流行している「かぎ編み(かぎ針編み)」も人気が高いほか、「韓国ネイル」も引き続き注目されています。

「ぬい活」や「ドル活」の流行で、ぬい服、ミニチュアなどの関連アイテムの需要増

ぬいぐるみやドールをカスタマイズしたり、撮影したりする「ぬい活」や「ドル活」が流行しています。アニメキャラやアイドル形のものから、国内外のファッションドール、クリエイターが制作する多様なぬいぐるみ・ドールが対象です。InstagramやXなどのSNSでは、日常風景の記録からミニチュアセットを使った創造的な撮影まで多様な写真が投稿されています。

「minne byGMOペパボ」ではカスタム衣装(ぬい服・ドール服)や撮影用ミニチュアの人気が高まっています。特に2024年はふわふわのモールで作られた韓国発のぬいぐるみ「モールドール」流行の影響もあり、ぬいぐるみ作りにチャレンジする人も多く、「minne byGMOペパボ」では、人形・ミニチュア(手作りキット)の注文金額が前年の1.57倍に増加しました。

コラージュや手帳デコの流行

2010年代から個人向け文房具の人気が続き、最近では、TikTokやInstagramで、シールやマスキングテープ、はんこなどを使った、手帳デコや、スクラップブックなどへのコラージュを撮影した動画が数多く投稿されています。

このブームにより、「minne byGMOペパボ」でも「手帳・スケジュール帳」カテゴリーの注文金額が前年の1.86倍、シール・ステッカーが1.52倍に増加しました。特に「手帳・スケジュール帳」は、2024年10月の注文金額が前年同月比で3.6倍と急成長しており、年末にかけてさらに増加が予想されます。

また、「消しゴムはんこ」、「シーリングスタンプ」、「スクラップブッキング」、「デザインペーパー」など関連するワードの検索が伸びており、注目を集めています。

国内外で「はんこ」に人気が高まる

2024年の「minne byGMOペパボ」トレンドワードには、昨年には見られなかった、はんこ関連のワードが多く登場し、急上昇カテゴリーでもわずかに5位に届かなかったものの、6位につけています。「minne byGMOペパボ」では、シンプルで使いやすいデザインからコレクション性のある個性的なはんこまで幅広く人気を集めています。要因として、個人向け文房具の人気の他、デザインのバラエティが豊富になったことや、はんこを使用したSNSでの写真・動画の投稿が増えたことなどがあげられます。

国内のみならず海外でもはんこ・スタンプの需要が高く、「minne byGMOペパボ」が対応している海外販売での受注は2023年以降上昇しており、文房具・ステーショナリーカテゴリーにおける海外からの注文金額は、半分以上を「はんこ・スタンプ」カテゴリーが占めています。

日本の文房具は、その高い品質と独特なデザインが評価され、訪日観光客にも人気を集めています。このような背景には、ジャパンメイドへの信頼やデザインの良さが寄与していると考えられます。また、世界的に文具を映したコラージュ動画が一定層でブームになっていることも、「はんこ」や「スタンプ」の人気を後押ししている要因の一つとなっています。

「minne byGMOペパボ」について

minne byGMOペパボ」は、多様なライフスタイルに合わせたこだわりの作品が購入・販売できる国内最大のハンドメイドマーケットです。92万を超える作家・ブランドの登録作品数は1,771万点以上、アプリダウンロード数は1,521万を突破しています(※5)。オリジナリティのあるアクセサリー・バッグなどのファッションアイテムから、伝統の技術を生かしたクラフト作品やフード、特別なギフトにぴったりのベビー用品、さらには時代を超えて愛されるアンティーク・ヴィンテージ、レッスン動画やレシピのデジタルコンテンツまで、暮らしを豊かにする一品に出会うことができます。

(※5)2024年10月末時点

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