「minne byGMOペパボ」で副業として活動するハンドメイド作家の約80%が「収入を得ている」と回答 ~『ハンドメイド作家における副業調査』を実施~

GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社(代表取締役社長:佐藤 健太郎 以下、GMOペパボ)が運営する国内最大(※)のハンドメイドマーケット「minne(ミンネ) byGMOペパボ」は、「minne byGMOペパボ」に登録する作家を対象に『ハンドメイド作家における副業調査』を実施いたしました。

(※)ハンドメイド作品の販売を主軸とするハンドメイドマーケット運営会社2社の作家・ブランド数と作品数に関するIR資料公表数値及びサイト公表数値を比較。2023年1月13日時点、GMOペパボ調べ。

調査概要

調査テーマ ハンドメイド作家における副業調査
調査対象 「minne byGMOペパボ」に登録し、副業でハンドメイド作品販売をしている作家5,066名 (本業の職種別割合:パート・アルバイト 21.6%、主婦・主夫 20.9%、会社員 15.7%、自営業 7.9%、学生 0.2%、その他 33.7%)
調査期間 2022年12月26日(月)~2023年1月9日(月・祝)
調査方法 インターネット調査
調査主体 「minne byGMOペパボ」
*本調査レポートの百分率表示は小数点第二位以下四捨五入で端数処理を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。

調査サマリー

  • 半数がコロナ禍(3年未満)で作家活動を始めたと回答
  • 副業作家の80%近くがハンドメイド作品の販売で売上を得ていた
  • 10万円以上の売上がある場合、週に「20~30時間」作業をしている作家が多い
  • ハンドメイド作家にも値上げの影響、約75%が素材の価格が上昇したと回答

調査結果

半数がコロナ禍(3年未満)で作家活動を始めたと回答

副業としてハンドメイド作家活動を行う人に活動歴をたずねたところ、「1年未満」が19.6%、「3年未満」が30.4%と半数がコロナ禍(2020年)以降に活動を始めたと回答しました。職業別に見ると、会社員と回答している人の割合が特に高く、会社員においては59.1%が作家活動歴「3年未満」(「1年未満」と「3年未満」の合算値)と回答していました。

コロナ禍で余暇時間に変化が起こったことや、昨今の物価高なども影響し、副業としてハンドメイド作品の販売を始める人が増えたことが要因と考えられます。

「ハンドメイド作家における副業調査」における結果のグラフ画像。「兼業・複業・副業として作家活動を始めたのはいつ頃からですか?」という問いに対し、1年未満と回答したのが19.6%、3年未満と回答したのが30.4%、5年未満と回答したのが16.1%、5年以上と回答したのが33.7%、未回答が0.2%でした。回答数は5,066で、単一回答の設問です。

副業作家の80%近くがハンドメイド作品の販売で売上を得ていた

1ヵ月あたりの売上をたずねると、80%近くの人(「5千円未満」~「10万円以上」の合算値:77.4%)がハンドメイド作家活動で収入を得ていると回答しました。1万円以上の収入を得ている人も、30%弱(「1~2万円未満」以上の合算値:29.7%)に上ります。また、少数ではあるものの、100万円以上と回答していた方もおり、副業でも努力や工夫次第で大きな売上を得ることも可能です。

「ハンドメイド作家における副業調査」における結果のグラフ画像。「作品販売における平均的な1か月の売上を教えてください。」という問いに対し、5千円未満と回答したのが32.1%、5千円〜1万円未満と回答したのが15.6%、1万円〜2万円未満と回答したのが11.2%、2万円〜5万円未満と回答したのが11.4%、5万円〜10万円未満と回答したのが4.8%、10万円以上と回答したのが2.3%、売上なしと回答したのが19.2%、未回答が3.5%でした。回答数は5,066で、単一回答の設問です。

10万円以上の売上がある場合、週に「20~30時間」作業をしている作家が多い

1週間における作品制作や発送作業などの作業時間をたずねたところ、「5時間未満」という回答が一番多く(39.8%)、次いで「5時間〜10時間未満」(24.2%)、「10時間〜20時間未満」(18.8%)と時間が増えるにつれて回答者数が減っています。

「ハンドメイド作家における副業調査」における結果のグラフ画像。「作品制作や発送作業など、minneの運営にかける時間は週にどのくらいですか?」という問いに対し、5時間未満と回答したのが39.8%、5時間〜10時間未満と回答したのが24.2%、10時間〜20時間未満と回答したのが18.8%、20時間〜30時間未満と回答したのが9.4%、30時間〜40時間未満と回答したのが3.7%、40時間以上と回答したのが3.4%、未回答が0.8%でした。回答数は5,066で、単一回答の設問です。

一方で、作業時間と売上の関係性においては、作業時間が「5時間未満」の人の中で、売上は「5千円未満」と回答している人が一番多くなっています。また、「10万円以上」の売上がある人では、作業時間を「20時間〜30時間未満」(21.1%)と回答している人が多くなっています。作業時間に5時間未満で「10万円以上」の収入を得ている人もいますが、全体でみると0.1%とその割合はごく少数です。

ハンドメイド作品販売である程度の売上をあげるにはクオリティが高く独創性のある作品を販売することが重要であり、かける時間が増えるほど売上が増え、売上が増えるほど販売個数が増えて作業に充てる時間が増えるという関係性があると考えられます。

ハンドメイド作家にも値上げの影響、約75%が素材の価格が上昇したと回答

昨今の物価高を受けて、素材の価格に関して質問したところ、「上昇した」と回答した人は74.2%もいました。素材の値上がりへの対策としては「作品の販売価格を変更した」が圧倒的に多く、今後の価格変更を検討している人も多くなっています。

今回の調査で、素材の値上げやそれによる値上げ問題は消費者や事業者だけではなく、ハンドメイド作家・個人のクリエイターも直面している問題だということがわかりました。素材の値上がりは多くの作家が直面している問題ですが、単に値上げをするだけではなく、作品やブランドの価値をあげる工夫や、作品制作以外でも収益をあげる方法を検討する必要が出てくると考えられます。

「ハンドメイド作家における副業調査」における結果のグラフ画像。「直近1年で素材の価格は上昇しましたか?」という問いに対し、上昇したと回答したのが74.2%、上昇していないと回答したのが25.8%でした。回答数は5,066で、単一回答の設問です。
「ハンドメイド作家における副業調査」における結果のグラフ画像。「素材の価格上昇を受け、どのような対策をしていますか?」という問いに対し、「作品の販売価格を変更した」という回答が33.1%、「作品の販売価格の変更を検討している」という回答が31.5%、「素材の購入先を変更した」という回答が9.2%、「素材の購入先を変更することを検討している」という回答が11.4%、「梱包資材などの経費の削減をした」という回答が7.3%、「梱包資材などの経費の削減をすることを検討している」という回答が7.4%、「作品内容を変更した」という回答が5.9%、「作品内容を変更することを検討している」という回答が9.0%、「対策(変更)はしていない」という回答が24.3%でした。回答数は3,760で、複数回答の設問です。

調査を受けてのまとめ

昨今、働き方が多様化し、物価が高騰する中において収入をあげるために、さらに副業への注目度も高まっています。ハンドメイド作家においては、単に収入を増やしたいだけではなく、本業では叶えられなかった趣味や特技を仕事にしたいという思いから活動を始める人も多く、副業として始めたハンドメイド販売がいつしか本業になるケースも少なくありません。

「minne byGMOペパボ」では、ネットでの販売のコツやスキルアップのための情報発信を行っている他、オンライン講師として活躍するための技術をプロの講師から学ぶことができるビジネススクール『minneカレッジ byGMOペパボ』を運営しています。『minneカレッジ byGMOペパボ』では、動画や対面でのレッスンを通じて自身で制作したものだけではなく、スキルを活かし講師として活動する手法についてなどものづくりのビジネスに関わることを学ぶことができます。

また、デジタルコンテンツの取り扱い開始をし、ハンドメイド作品のみならず、レッスン動画やレシピなど自分の技能を活かし、活躍の場を拡大できるようになりました。

今後も「minne byGMOペパボ」では、より多くの作家・ブランドに活躍いただけるよう様々な取り組みを行ってまいります。

※メディア媒体での本調査結果の引用時には、以下のご対応をお願い申し上げます。
  • クレジットに『「minne byGMOペパボ」調べ』と明記してください。
  • WEB上で引用いただく際には、「https://minne.com/」へのリンクをお願いいたします。
※メディア媒体以外での本調査結果の引用を希望の方は「minne byGMOペパボ」にお問い合わせください。また、その他ハンドメイド作家への調査なども行っております。調査データにご興味のあるメディアの方はお問い合わせください。

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