minneチームの話

第1話
minneのあらまし
第2話
遠くて近い

minneチームの話

第1話  minneのあらまし
第2話  遠くて近い

今回の登場人物

永椎 広典

永椎 広典
インフラエンジニアを経てロリポップ!のマネージャーとして従事し、現在に至る。ペパボ取締役兼福岡支社長。

阿部 雅幸
minneのマネージャー。福岡支社勤務。東京本社勤務時代にminneを企画し、サービス立ち上げの為に福岡へ移住した。

石井 梨佳(りり)
minneのディレクター。福岡支社勤務。猫と音楽とサガン鳥栖を愛するサガンティーノ。

青木 早織(さおぴ)
minneディレクター。東京本社勤務。ペパボのオフィシャルな新卒採用一期生として入社した26歳。

ついに第5回目を迎えました、このスタッフインタビュー。今回も福岡支社からお届けしてまいります。ペパボの中では比較的新しいサービス、ハンドメイド作品のオンラインマーケット「minne」は、福岡で作られ、運営されているサービスです。数あるマーケットプレイスの中でも後発だった「minne」がいかにして、登録作品数&作家数No.1(※自社調べ)を達成したのか?その笑いあり、涙ありの道のりを語ってもらうべく、福岡支社長の永椎さんと、minneチームスタッフに集まってもらいました。
永椎
さてさて、今日はminneというサービスがペパボの中でも珍しい東京・福岡をまたいで運営しているサービスということで、それに関してお話を聞いていこうっていうことで。まずは今日お話してくれる人の自己紹介からですね。阿部ちゃんからどうぞ。
阿部
阿部雅幸、31歳既婚です。・・・以上です。
永椎
え!?もうちょっと、なんかこう、言うことあるんじゃないの…(笑)
阿部
すみません(笑)。新卒入社でペパボ一筋です。実は僕が入社する頃、新卒採用は行ってなかったんですけど、情熱をアピールして採用していただき、今に至っています。入社後は、カスタマーサポートを行ったり、カラメルというショッピングモールでプランナーとして企画を練ったり、広告宣伝などのマーケティングを担当してました。
りり
石井梨佳、27歳未婚です。ペパボに入る前は、いろんな職業を転々としてました。歯科助手、服屋さん、帽子屋さん…。パソコンを触ることも好きだったので、それが活かせるような仕事に就きたいなと思って入社しました。その後はロリポップ!のカスタマーサービスを経て、今minneのディレクターを担当しています。
さおぴ
青木早織、26歳未婚です。私はペパボのオフィシャルな新卒採用一期生として入社しました。入社後は、ブックレビューサイトのブクログや、カラメルのディレクターを経て、minneの配属になりました。
永椎
一応僕からも。永椎広典、34歳既婚です。2003年にペパボに入った時からずっとロリポップの運営をやってましたが、最近ではロリポップに加えてムームードメインの管理もやっています。今年の3月からは、ペパボの役員として福岡支社長も務めています。じゃあ早速だけどminneっていうサービスはどうやって生まれたサービスなんだっけ?
永椎
阿部
社内公募に応募したのがきっかけです。新しい柱となるようなサービスを立ち上げようというプロジェクトの社内公募があって、それに応募したんです。もともと、僕は雑貨や小物を見るが好きで、手作り市とかにもちょこちょこ行っていたので、そこにいる作家さんの活躍の場をインターネットに持ってこれると凄く楽しいだろうなという気持ちから企画したサービスです。
永椎
最初は何人で立ち上げたんだっけ?
阿部
3人ですね。僕と、開発担当と、デザイナーだけでした。今思うとよくやったなぁと思います(笑)。
永椎
リリースまではどれくらいかかった?
阿部
開発が始まったのが7月の半ばくらいで、リリースしたのが翌2012年の1月17日だから半年くらいですね。その分、スタート時は最小限の機能で。最初は展示だけで、販売はできなかったりとか…苦労しましたね。
永椎
おお、かなり早いペースだったんだね!今はチームの人数もだいぶ増えたよね。
阿部
はい、今は11人でやっています。約4倍になりました!サービスリリース前に、このままじゃ間に合わない!って思って色々な人に手伝ってもらったり、加わってもらって無事リリースすることができた、っていう感じです。
永椎
なるほど。りりとさおぴはいつ頃からminneチーム所属になったの?
りり
去年の7月くらいですね。
あべりり
永椎
さおぴも一緒ぐらい?
さおぴ
私はもうちょっと後ですね。ちょうどサービスが大きくなってきて、東京の方でもイベントやワークショップなどが増えたタイミングで。阿部さんから打診されて、やります!って。
永椎
なるほど。順調に業績が伸びての増員ってことですね。
阿部
そうですね。でもその頃はまだ競合も多くて、minneの成長もじわじわと…っていう感じだったかなあ。大小合わせると競合サービスは10くらいあった気がします。
永椎
じゃ、後発のサービスだったんだ。
阿部
本当に後発の後発でしたね。なので、リリースしたばかりの時は手応えを感じられなくて…。
永椎
いつ頃からminneキタ!!っていうのを感じるようになったの?
阿部
うーん…実はまだ感じてないです(笑)。ただ、競合サービスの中では作品数と作家数でNo1になったので、目標にしていた事の一つは達成できました。
永椎
そうだった!改めておめでとうございます。どのぐらいのタイミングで達成したんでしたっけ?
りり
作家数は3月にNo.1を達成していて、作品数は少し前(2014年9月3日)ですね。
永椎
3月・・・ということは、2年ちょっとで作家数は一番になって。
阿部
そうですね。2年と9ヶ月ほどで、作品数もNo.1になりました!
一同
(拍手)
永椎
今、ちょうどハンドメイド大賞も開催しているしいいタイミングだったよね。ハンドメイド大賞は色々なイベントをやってきたminneの中でも、特に大きいイベントになるだろうなという予感がするよね。
ハンドメイド大賞
さおぴ
ハンドメイドの世界って、お母さんの手芸…みたいなイメージがある人もいらっしゃると思うんですけど、minneはスタイリッシュだったり、斬新だったり、従来のハンドメイドのイメージを超えた作品が沢山集まっているんですよ。なので、一般の人にも、もっと今のハンドメイドシーンを知ってもらいたいというか、クオリティの高い作品が沢山あるんだよっていうのを広めたくて企画しました。全国に手芸専門店を展開している藤久さん(※1)とminneの共同の企画です!
(※1)藤久さん 藤久株式会社。「クラフトハート トーカイ」をはじめとする手芸用品専門店を全国に450店舗以上展開している。
永椎
賞金や副賞も豪華だけど、著名な方に審査員として参加していただいているのも魅力のひとつだよね。
さおぴ
そうなんです!光浦靖子さん、篠原ともえさん、片桐仁さんなどのハンドメイドに縁のある芸能人や、ステッチ作家の大図まことさん、セレクトショップのバイヤーさん、などなど…かなり豪華だと思います。
永椎
著名な方に自分の作品を見てもらえるのは、嬉しいよね。バイヤーさんとか、普段から売り場に携わっている、審美眼を持つ方に作品を知ってもらう場を提供するっていうのは、クリエイターの育成にもつながりそうだし、良いコンテストになりそうだね!ちなみに賞品はどんな内容になっているの?
さおぴ
賞金のほか、藤久さんの店舗で使える商品券や、2015年4月に開催されるホビーショーでの出展権利、作品の商品化(手作りキット化)もありますね。協賛企業から贈られる企業賞では、ご協賛いただいた各企業さんから、自社商品(ミシンや素材など)の副賞の贈呈もあります。
永椎
凄いね!作家さんがこれに参加することで、さらに活動の幅が広がるような、そういうイベントにしていきたいね。
さおぴ
そうなんです!12月に一次審査結果を発表するので楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

minneの下積み時代とは?

永椎
minneって、今回のハンドメイド大賞もそうだけど、ペパボのサービスでは珍しくオンラインでもオフラインでもユーザーさんと触れ合うイベントを色々やってきてるよね。一番最初にやったイベントってなんだったんだろう?
阿部
一番最初は福岡のショッピングモール「TORIUS(トリアス)」で開催したイベントですね。思い出深いです…(遠い目)
永椎
何がそんなに思い出深かったの??
阿部
暑かった!!・・・とにかく暑かった!!!
一同
爆笑
阿部
真夏日だったんですよね。あ、TORIUSっていうのは県内で一番大きいショッピングモールなんですけど。普通に屋内でのイベントだと思っていたら、まさかの駐車場で…。もちろんエアコンもなく…。
りり
がっつりテントでしたよね(笑)。イベント自体もハンドメイドに特化したものではなく「九州物産フェア」だったから、横では糸島のお野菜とかも売っていて。で、炎天下の下で2日間(笑)。
永椎
下積み時代みたいだね。
阿部
本当、まさにそんな感じでしたね。
りり
下積み感ありましたね!
永椎
その後も、Webサービスの運営と並行してリアルイベントもコツコツやっていって、だんだん商業施設などからも少しずつお声がけもいただけるようになってきた、という感じだよね。
阿部
そうですね、特に嬉しかったのは岩田屋さんと一緒にイベントやれたことですね。福岡の老舗としてずっと親しまれている百貨店さんからお声掛けいただいて、一つのターニングポイントだったように思いますね。
永椎
そういうのを積み重ねて、とうとうminne単体でのイベントを開催できるまでになるわけだね。
りり
ですね、初の単独イベント。あれもすごく暑い日でしたね…ちなみに私とさおぴの初仕事でした!minneが主催する初のイベントだから、責任感や緊張感もかなりありましたね。
阿部
僕が見ていて感動したのが、2人とも外で大声だして呼び込みまでやっていて・・・。
さおぴ
お客さんをとにかく集めなくちゃいけないって。今までは場所をお借りしていたり、共同でやったりだったので、ある程度のお客さんが来るってことが分かっていたんですが、この時は「minne」っていう看板だけで人を集めなきゃいけないと思って、事前準備もそうですが、当日も気合入れて声出ししました(笑)。
永椎
その甲斐あって、会場が満杯になるくらいしっかりお客さん入ってもらったよね。
阿部
うん、場所的にはそんなに便利な場所じゃなかったのに。階段で3階まで上がってもらわなきゃいけなかったし、雑居ビルみたいな感じだったんですが、呼び込みがきっかけで、近くを歩いてらしたお婆さんが立ち寄ってくださったりもしました。
永椎
そこで、りりとさおぴにイベントを経験してもらって、次からは自分たちでやれるようにやってみようっていうのがあったんだよね。東京でもできるようにしようって。
阿部
その次から東京でのリアルイベントは、もうさおぴに全部お任せしたもんね。
永椎
東京で開催した大きいイベントっていうとLOFT&で開催した母の日マーケットかな?
さおぴ
そうですね、LOFT&さんとやった時は、もともと知名度もあるし、作家さんも「自分の作品がLOFT&で売れる!」っていうことで申込数がものすごく多かったです。
永椎
やっぱり東京でやると応募がかなり増えるんだね。
阿部
そうなんですよ。あと、LOFT&と一緒にやらせて貰った時はマーケット形式で作家さんが出店するイベントじゃなく、商業施設の中にminneの店舗が出ているような感じだったので、とうとうこんなビルの中に出店できた!みたいな気持ちも生まれてきて…。
さおぴ
わかります!LOFT&の一角にminneの作品が並んでのを見て、すごく感動しました。
さおぴ
永椎
LOFT&は、どういう経緯で出店できることになったの?
阿部
プロモーション戦略グループがLOFT&に企画を提案してくれたことがきっかけでした。プロモグループは、minneの知名度を上げるために、大きいところと組んで何かやらなきゃ!っていうことで動いてくれて、企画の段階から実働まですごくお世話になって…。
りり
福岡でも別のチームの方が手伝ってくださったこともあったし、minneは色んな方の愛に支えられてますよね。
さおぴ
ですね、本当にありがたいです。
永椎
今はりりとさおぴが東京と福岡でそれぞれ動いている感じだと思うんだけど、東京と福岡でのそれぞれイベントを企画する時に違いを出してみたりとか、何か意識していることはある?
りり
特にやる方としては、場所によって色を変えてやっていこうみたいなものはないですね。
阿部
それよりは、その場所でお近くにお住まいの作家さんをお呼びして、しっかりフォローしていこうということを意識していますね。あ、でも強いて「違い」という点をお話するとしたら、福岡の方が紹介や人とのつながりからイベントに発展するケースが多いかもしれないです。東京だとあまりそういう感じではないので、はじめましての相手でもこちらから、「やりましょう!」って積極的に声をかけていく感じかな。
永椎
へえ、例えばどんなところと?
阿部
CLASKAさんですね。
永椎
ああ!CLASKAさんはそうだったんだ!
阿部
僕、もともとCLASKAが大好きで。セレクトされている商品のセンスも、質も高いし、背景にストーリーのあるようなモノが沢山置いてあるなあっていう印象で。いつか一緒に何かやれたらいいなって思っていたんですよ、ずっと。で、ある日、とうとう気持ちが収まらなくなっちゃって、メールを送ったんです。もう、ラブレターみたいな感じですよね。そうしたら、前向きなお返事をいただけて、大フィーバーでした。イヨー!って(笑)。
一同
阿部
…と言いつつ、僕は福岡支社なので打ち合わせには行けなくて…。超無責任なんですけど、打ち合わせはさおぴにお願いしました。
永椎
さおぴ、打ち合わせどうだった?
さおぴ
やっぱり阿部さんのラブレター効果で、CLASKAへの愛が充分に伝わっていて(笑)。私自身もCLASKAが大好きだし、是非やりたいですという想いをぶつけにいった感じですね。先方もminneのサイトを見て色々考えてくださって、とても良い感じの打ち合わせで終わりました。当初は大人向けの…クオリティの高い素敵な陶器とか、アクセサリーとかをチョイスして売るイベントにしたいなと思っていたんです。でも、それだとCLASKAで元々取り扱っているものと違いがなくなるかも?ということで、先方のほうから、「おしゃれなキッズアイテムとかベビーアイテムとかをチョイスしたらどうでしょう?」って逆にご提案いただいて。あとはトントン拍子に進んでいきましたね。
永椎
なるほど。来場者数もこれまでで最高の1,000人以上の方が訪れてくださったんだよね。大成功だったね!
阿部
本当に、うれしかったですねえ。そういえば、永椎さんにCLASKAのイベント決まりましたよって伝えたら、「えっ!マジで!?」って喰いつきとテンションが凄かったのを覚えてます(笑)。
永椎
そうそう、実は僕もCLASKAのファンだから嬉しかったですねぇ。
阿部
今日、ここにいる全員がCLASKA大好き!ていうことがわかりましたね(笑)。

ハンドメイド作家にとってのサロンのような存在を目指したい

永椎
minneはリアルイベントが多いから、次はどんなところとやるんだろう?って楽しみだよね。そういえば、こないだはお寺でイベントをやっていなかったっけ?寺フェスだっけ?
さおぴ
惜しい。宙(そら)フェスです(笑)。
阿部
関西では初となるリアルイベントだったんですよ。なんと、京都の法輪寺で開催されたイベントです。りりが当日出張してくれたんだよね。
永椎
最近のお寺は面白い取組みをやったりしてるんだね。
りり
進歩的ですよね。住職さんがそういうイベントがお好きな方だったのかなあとも思います。イベントで販売する作品も、前日minneが宅配便を送ったら、住職さん自ら受け取ってくれていたみたいで。
阿部
お寺や神社の方ってオシャレだったり、おもしろい人が多いよ。太宰府天満宮のサイトもすごくかっこいい。
さおぴ
ああ、確かに!
りり
宙フェスも、お問い合わせフォームからお誘いをくださったんですよね。
永椎
すごいね(笑)。
阿部
最近は関西圏からも声を掛けてもらえるようになりましたね。福岡ですか!?ってびっくりされることもあるし、なかなかタイミングが合わなかったりもするけど、今後積極的にやっていきたいと思ってます。
永椎
今後、こういうことがやりたいとか、こういうスタンスでやっていきたいとかいうビジョンはあるの?
阿部
イベントに関して言うと、規模感を求めるというよりは、作家さん同士のつながりやminneと作家さんとのつながりを深められるようなの立ち位置でやっていきたいなと。
りり
大きいイベントももちろん楽しそうだしやってみたくはあるんですが、そうなると、作家さん1人ひとりとの交流はどうしても薄くなってしまうと思うんですよね。今minneとしてはイベントを通して、人や作品と密につながれる空間を提供していきたいなって思っているので。
永椎
なるほど、密度の濃いイベントか。確かにminneが大事にしている部分だよね。さおぴは何かある?
さおぴ
そうですね、私も、今よりもっと作家さん同士やサービスと作家さんのつながりを大事にしていきたいなと思ってます。イベントにしてみても、単発で色々やってきて慣れてきた部分もあるので、今後はイベント1回1回が次につながる…交流会要素っていうのかな?縁を育てられるような枠組みも作っていきたいなと思います。
阿部
福岡に、とても良い形で作家さんと交流しているギャラリーがあるんですよ。作品の販売や、作家同士が交流できるスペースがあったり。もちろんSNSなんかも上手に取り入れてコミュニケーションを取っていて、信頼関係がしっかりできているなって思います。
永椎
そういうところを目指して行こう!っていう話だよね。
阿部
ですね。minneもそんな、ハンドメイドクリエイター達のサロンというか…そういう存在になりたいですね。
永椎
店舗も運営してみたいって思ってる?
阿部
うーん…店舗を持つっていうのももちろん一つの手段だと思うんですけど、まずはインターネットの中で、全国の人にとってそういうサロンみたいな存在になりたいなと思います。なので、これからもサービスの質を上げていって、ハンドメイド作家さんが集う場所、っていうのを目指したいです。
永椎
ペパボはインターネット屋さんですからね。出来るだけインターネットでそれを実現しよう!っていうのはあるよね。よし、じゃあイベントの話はこの辺りで。
阿部
はい、じゃあ、このへんでCM入ります!
てーれ てって てっててれー てれてってってーー(いいとものメロディ)♪
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~第2話へつづく~
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