福岡支社の話

第1話
福岡コミュニティ事情
第2話
どこにいようが関係ない

福岡支社の話

第1話  福岡コミュニティ事情
第2話  どこにいようが関係ない

今回の登場人物

近藤 宇智朗(うづら)
ペパボ福岡支社 技術基盤チームのシニアエンジニア。全サービスを横断してフルスタック雑用中。名古屋じゃない愛知県出身。2013年10月にGMOペパボ入社後、修羅と豚骨と甘口醤油の試される大地福岡に家族とともに乗り込んだ。結果、おでんに味噌をつけて食べなくても平気になる。ルビーの本を書いています。

西岡 かおり(ぴん子)
ぷりぷりデザイナー。鹿児島県出身。東京本社でのエンジョイライフを終え、最近福岡支社にジョインしてきた。現在はロリポップ!でぷりぷりしている。ゲームをやるのも、作るのも好き。最近ねこが家族に加わりました。

小田 知央
ペパボ技術基盤チームでロリポップ!専属雑用中なシニアエンジニア。最近はFukuoka.goの運営協力など、Goに夢中。むかし、The Scumgroundというハードコアバンドをやっていた事もあり絶叫変拍子系が好き。SCRAPTUREというサイトを8年運営している。

今回のインタビューは、所変わって福岡支社よりお届けします!ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ペパボは福岡で創業された会社です。福岡支社のスタッフ数は78名(9月末時点)。創業当初から10年以上続く、ペパボを代表するサービス「ロリポップ!」や、ドメイン取得サービス「ムームードメイン」、ハンドメイド作品のマーケットプレイス「minne(ミンネ)」などのサービスは福岡で誕生し、今も福岡支社がメインとなって運営しています。今回は、福岡支社で働くエンジニア・デザイナーの3人が、社内や、福岡のエンジニア事情、果てはおすすめスポットまで、東京ではなかなか知ることのできない情報を熱く語ってくれました。
うづら
うづら
こんにちは、うづら(udzura)です。今日はペパボ福岡支社のメンバーに集まってもらってます。それぞれの働くスタイルや、暮らしなどの話を通じて、「ペパボ×福岡」ってどんな感じなのかををお伝えできればと思ってます。まず自己紹介からいきましょうか。じゃ、小田さんからお願いします。
小田
小田です。ペパボ福岡支社の技術基盤チームにエンジニアとして所属しています。技術基盤チームというのは全社の技術的な面倒を見る部署なんですが、最近は、創業当初から10年以上継続しているサービス「ロリポップ!」のシステム古い部分のバージョンアップだとか、入れ替えをしたりだとか、そういうことを日々粛々とやっています。
うづら
簡単におっしゃいますけど、すごくスキルがないと出来ない大変な仕事だと思うんですよね。
小田
ありがとうございます(笑)、大変な仕事なのか分からないですが、ちまちまやってます。
おださん
うづら
つづいてぴん子さん、どうぞ。
ぴん子
はい、私はデザイナーとして「ロリポップ!」チームに所属しています。ペパボは4年ほど前に東京で入社したんですが、今年の4月から福岡支社に異動してきました。「JUGEM」→「グーペ」を経て、「アプリ事業部」でゲームアプリやサービスアプリのデザインを担当した後、今年の4月からロリポのデザイナーとして、日々頑張っています。
小田
ぴん子さんはだいぶ異動されてますね~。
ぴん子
言われてみると、何だか決まったところにずっといる、というのがあんまりなかったかも。小田さんは異動あんまりなかったんですか?
小田
そうなんですよね。入社してすぐ、5年くらい前ですかね、最初は「ロリポップ!」を担当してて、その後2、3年前に、「FANIC(※1)」という残念ながら今は終了してしまった音楽サービスに異動したくらいですね。
(※1)FANIC 2012年1月にリリースした、ミュージシャン・アーティストのためのホームページ作成サービス。2013年8月にサービス終了。
ぴん子
リリースされたときびっくりしました。いい意味でペパボがこんなの出すんだ!と思って。
小田
そうかもしれないですねぇ(笑)。それのリードエンジニアをやって、そのあと「ロリポップ!」にまた戻って、今は日々サービス改善をやってます。
うづら
小田さんは最初、基盤チームじゃなくて普通に「ロリポップ!」のエンジニアとして入社されたんですけど、技術力がある方なので自然と基盤的な役割を任されるようになって、「それなら基盤チームに入ってもらったほうがいいんじゃない?」ってなったんですよね。
ぴん子
へー!そんな流れだったんですね。うづらさんは昨年の入社でしたっけ?どういう経緯で福岡に?
うづら
僕は福岡支社で勤務する前提で入社したんですが、最初の1ヶ月は東京で勤務して、今は小田さんと同じく福岡支社の技術基盤チームにシニアエンジニアとして所属しています。全社の技術的な基盤を支える部署ですが、福岡で運営しているサービス、主に「minne」、「ムームードメイン」、「ロリポップ!」を全体的に見ています。他にもデータベースのアップグレードから、最近ではエンジニアの採用や評価制度にも関わったり、幅広くやってます。
小田
うづらさんは最初の1ヶ月東京にいただけあって、やっぱり顔が広いですよね。
うづら
あ、それ言われます。よく知らない人って思われるのが嫌で、とにかく1ヶ月間のあいだにどんどん知ってる人を増やしたいなと思って、色々突っ込んでいってたし…。
小田
その辺のモチベーションがすごいな、と。
ぴん子
私、今でも覚えてるのが、うづらさんに初めて会った一言目で「実在してたんですね!」って言われて(笑)。「実在してるよ!」と思いました。
小田
架空だったんですか(笑)?
うづら
ネットでの知り合いって、つい実在を疑ってしまって…。
ぴん子
Twitterでしか繋がってなかったっていうのはありますよね。
うづら
そうですね、前の会社にいた時にぴん子さんからいつのまにかフォローされてたんですよ。それで、「あぁ」みたいな。福岡支社のディレクターのちんさつさんとかもTwitterでしか知らなくて…極端な話、実際に見るまではホントに福岡支社あるのかな?とも思ってました。
ぴん子
いつのまにかって…、でも、納得しました(笑)。
ぴん子ちゃん
うづら
小田さんは「ロリポップ!」→「FANIC」、だと両方とも支社で運営しているサービスだからずっとこっち(福岡)ですよね。
小田
そうなんです。なので、東京本社はあんまりわかんないんです(笑)。仲良くなった方でも、転職されたりとか、新しい人が増えてたりとか、あれ、いつのまにか全然変わってるっていうのが多いんで…。
ぴん子
確かに!
うづら
そういえば最近入社された期待の星で、東京本社にひさいちくんという人がいるんですが、彼からもいつのまにかTwitterでフォローされていて、知り合いだったんですよね。前職の同僚とも共通の知り合いなんですけど、1回も会ったことないないのにマブダチみたいにチャットで絡んでくる…(笑)。
ぴん子
マブダチ(笑)。
小田
僕はあんまりネットで繋がった人ってないかなあ。
うづら
そうなんですよ!ネットから繋がる、っていうパターンは実は福岡より都会なはずの東京のほうが多い気がするんですよ。
小田
福岡は割と実際に面識があって、初めてネットでも繋がる感じだよね。
うづら
確かに、福岡ではずっとインターネットにいるぞ、みたいな印象の人はあまり見かけませんね。強いて言えばminneのモリゴンさんくらい。
ぴん子
開発の?
うづら
そう、minneのスーパーおじさん。最近「SUZURI」でイケてる商品を売ってます。
ぴん子
へえ~、売れてるのかな?
うづら
インターネットの友達には売れてるみたいですね。
ぴん子
インターネットの友達って言い方はなんかちょっと…(笑)。
ぴん子ちゃんとうづらさん

エンジニアのコミュニティ

うづら
「繋がる」っていう話題が出たんで、エンジニアのコミュニティの話をしようと思うんですが、さっき小田さんが言った通り、東京のエンジニアはインターネットで繋がる、っていうのが結構多いと思うんですよ。そのあたり、福岡はどうなのか聞いてみたいです。
小田
そうですねえ、やはり勉強会なんかも、実際に面識のある人の集まりが多いし、東京と比べると活気の面に関しては負けてしまうなというのはあるかなあ…。
ぴん子
あと、人数が全然違いますもんね。
小田
ですね。でも、昔に比べると盛り上げていきたいって言う有志が勉強会開いたり、定期的に集まったり、皆頑張っているなと感じてます。
うづら・ぴん子
うんうん。
小田
さらに言うと、手前味噌ですけど、やっぱりうちの会社の社員は頑張っているな、と思っているところはあります(笑)。
うづら
確かに。福岡支社の有志で「Fukuoka.go(※2)」とか始めましたよね。あれはどういう経緯で始めたんですか?
(※2)Fukuoka.go 福岡市周辺のGopherが集まるコミュニティ。http://fukuokago.github.io/
小田
あれは三宅さんが、「お前らもっとgo書こうぜ!」みたいな、ちょっとオラオラのノリではじまったやつですね(笑)。
ぴん子
ただの兄貴分・舎弟じゃないですか(笑)。
小田
まあまあ(笑)。そんな感じで、「付いていきます!」みたいな人たちが集まったのが「Fukuoka.go」です。これに関しては、三宅さんが精力的に東京行ったり、発表したり、とにかくアツく、情熱に任せてやってる野郎臭い感じです。福岡のいいところってこんな感じで「俺がやるぜ!」って言ったら、第一人者になれるところっていうのがひとつあると思う。
おださん
うづら
そうそう、チャンスがたくさんある。僕も実は…ていうか、知ってる人は知ってると思いますけど、「Fukuoka.rb(※3)」っていうコミュニティを運営してます。普段は定期的に集まって、ミーティングしているだけなんですけど、それでも福岡のRubyコミュニティの中では一番知られるようになっているし、名高いRubyコミッターの方もジョインしてくれたりしています。Ruby開発者のまつもとゆきひろさんが来福した時に、会合に参加してくれたこともあるんですよ!
(※3)Fukuoka.rb 福岡市周辺のRubyistが集まるコミュニティ。http://fukuokarb.github.io/
小田
へー、それはすごい!
うづら
そういうのって福岡で何かやるメリットと言えるかもしれないですね。その土地での第一人者として、まつもとさんみたいな著名な方がいらっしゃった時にも、一番に声をかけていただいたりとか。デザイナーのコミュニティとかでもそういうのあります?
ぴん子
うーん、厳密に言うとコミュニティとはちょっと違うかもしれないですが、先日「JS Girls(※4)」っていうイベントにスタッフサイドで参加してきました。それは参加者の8割くらいがデザイナーでしたね。ただ、振り返ってみると、HTML5の勉強会なんかは定期的にあるけれど、デザイン主体の勉強会って言うのはあんまりないかもしれないです。なんで、主催してみようかな~とちょっと思ったりしてます。
(※4)JS Girls 女性がJavaScriptを学ぶためのキッカケとなるコミュニティ。全国各地でイベントが開催されている。http://jsgirls.org/
うづら
デザインのトレンドだとかを共有したり?
ぴん子
ですね、フラットデザインについても勉強したりしたい。
小田
それやったらおもしろそう!
うづら
いいじゃないですか、やったら第一人者ですよ!サインとか求められたりするかもしれないし…。
小田
地方でも、何だかんだエンジニアもクリエイターの数は多いし、勉強会の需要はあると思いますね。
ぴん子
そうなんだ!やりたいな!
うづら
やりましょうよ、協力しますよ。うん、やりましょう。あ、あと福岡のメリットもう一つ思いついた。何かイベントがあるときの会場がだいたい天神か博多なので、移動しやすい。
小田
あ、そこも便利ですよね!家庭持ちだと、さっと行ってさっと帰れるのはありがたい。
ぴん子
東京は会場が色んな所にありますからね~。
うづら
渋谷(東京本社)にいた時は、目黒や品川が会場だと遠いなあと思ったりしてました…。
小田
福岡で言うと「久留米でやります」みたいな感じ(笑)?
ぴん子
そんな感じです、まさに(笑)。
うづら
当たり前ですが、東京に比べると福岡はコンパクト、ってのはありますね。その辺も含めて、福岡で暮らしてるメリット・デメリットって皆感じたりすることありますか?僕は、奥さんが福岡の人だったことや、人から聞いた話でも暮らしやすそうだなあって思って引っ越しを決めたんですけど。
ぴん子
実際移ってきてどうでした?
うづら
すごく暮らしやすいなと思いましたね。修羅の国なんてネットで言われたりもしてますが、まず家賃が安い。東京の時と同じ値段でかなり広いところに住めるのが嬉しいですね。子供が居る人だと、福岡市から賃貸住宅を借りるときの補助が受けられる物件があったり。あ、もちろん食べるものも美味しいですね!
小田
皆さんそう言いますよね。
おださんとぴん子ちゃん
うづら
ゴマ鯖とか、モツ鍋とかの鉄板料理も美味しいし、あとは普通のスーパーで売っている食材が東京とくらべてデカいのに驚きました。ピーマンとかナスとか…。
小田
え、福岡って食材デカいんですか!?
うづら・ぴん子
デカいですよ!
小田
じゃあ僕が東京に行ったら、「わぁ小さい!」ってなりますかね?
うづら・ぴん子
なるなる。
うづら
チンジャオロース作った時に、レシピで「ピーマン2個」って書いてあったんですけど、福岡のピーマンでレシピ通り作ったら「めちゃピーマン多いわ」ってなったりしましたよ(笑)。
小田
福岡(博多)は九州で一番大きな都市なんで、九州の美味しいものとかいろいろ集まってくるっていうのはあると思います!
うづら
生活する上で衣食住のバランスがいい気がしますね。病院とかも、東京だと混んでてすぐに診てもらえないことがありましたが、福岡だとそういうのが比較的少ない気がします。
小田
そういえば、凄く待たされたことってあまりないな…。
うづら
ぴん子さんは、最近引っ越してきたんですよね。どうですか、福岡の暮らしは?
ぴん子
うづらさんと一緒になっちゃいますが、やっぱり食べ物が美味しい!…なのでダイエットを頑張らないといけないというのはあるんですけど…(笑)。あと物価が安いと思います。私、健康の為に毎日果物を食べるようにしてるんですけど、東京の半額くらいで買える感覚。
小田
あ、直接農家に買いに行けたりともできますよ。
ぴん子
え!そうなんですか?
うづら
聞いたことがある、糸島(※5)の方にデカい直売所があるんでしたっけ?僕もちょっと行ってみたい。
(※5)糸島市 福岡市の繁華街である博多や天神から車で約40分。JA糸島が運営する農作物直売所「伊都菜彩」は、売上日本一の直売所
ぴん子
どこですか!教えてください~!
小田
じゃ、この座談会の後で(笑)。ぶどうが沢山なってたり、日本じゃないみたいで楽しいですよ。
うづら
ここはフランスか、みたいな?
小田
住んでいる人の顔を見ると日本人なんですけどね(笑)。
ぴん子
いいですね、そういうの。私は鹿児島出身なんで、福岡は鹿児島と同じようにすぐ緑と触れあえるのが嬉しいとこですね~。
うづら
大濠公園とか、動物園とか、植物園とかすぐ行けるところにありますしね。子供を連れて早速行ってきました。
小田
海もありますよ。僕は海の前に住んでます。塩害が酷いですけど…。
ぴん子
てことは、思い立ったら海に行けるんだ!いいなぁ~!
うづら
夏とか毎日泳ぎに行ったりしてたんですか?
小田
いや~、それが最初の頃は行ってたんですが、最近はあまり…。あ、でも泳ぐ以外でも、海の近くに住んでると、寝るときに波の音が聞こえてすごく癒やされますよ。
うづら
リゾート気分だ…凄いな。地元が愛知で山の方だったんで、海が近いっていうのは羨ましい。
福岡オフィス
最近増床したばかりでまだ何もない福岡オフィスよりお届けしております。つづく。


~第2話へつづく~
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